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「必修〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

必修の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三四郎」より 著者:夏目漱石
それから当分のあいだ三四郎は毎日学校へ通って、律義《りちぎ》に講義を聞いた。必修課目以外のものへも時々出席してみた。それでも、まだもの足りない。そこでついに....
文化学院の設立について」より 著者:与謝野晶子
* 以上の課程は、いずれも学生が一通り聴講せねばならないということにおいて必修科目のようですが、従来のような各科にわたる試験をしませんから、試験のために勉....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
校に英語はいらないという声があって、県によっては早速やめたりしたそうですが、今度必修課目の一つと決定。これはきわめて当然のことです。英語が何も立派だとか高級だと....
アインシュタインの教育観」より 著者:寺田寅彦
たずさわるのは一体早過ぎるというのである。その代り生徒に何かしら実用になる手工を必修させ、指物なり製本なり錠前なりとにかく物になるだけに仕込んでやりたいという考....
澪標」より 著者:外村繁
でも逃げて行くより他はなかった。 七月に入り、梅雨が明けると、私等の中学校では必修科目としての水泳が始まる。しかし私は全然泳ぐことができない。赤帽組である。泳....
私本太平記」より 著者:吉川英治
が子をただあじけない坂東骨一辺の粗野な武人には仕立てたくはなかったのだろう。兵家必修の日課のほか、つねづね彼へ和歌の学びをもすすめていた。そしてこんどの上京には....