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「必読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

必読の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
読書法」より 著者:戸坂潤
も多い、だがそうかと云って、そんなに非合理なことでもないのである。 とに角万人必読の良書をえりすぐって評論するというような、第一公式の礼服着用に及んだものでは....
若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
の起源」「空想より科学へ」マルクス「賃労働と資本」などは婦人の常識の基礎としても必読の本である。....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
出しています。この『文芸評論』の「過渡時代の道標」は今私のかいている部分のために必読のものです。 芥川龍之介についての座談会で久米の云っているところなどでは、....
読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
にわたって文芸・哲学・社会科学・自然科学等種類のいかんを問わず、いやしくも万人の必読すべき真に古典的価値ある書をきわめて簡易なる形式において逐次刊行し、あらゆる....
推理小説論」より 著者:坂口安吾
って、軽妙、抜群の発明品であり、推理小説のトリックに新天地をひらいたものとして、必読をおすすめしたい。 「吹雪の山荘」のトリックほど平凡なものはない。現実に最も....
巷の声」より 著者:永井荷風
るが、その中に就いて、曳尾庵がわが衣の如き、小川顕道が塵塚談の如きは、今猶好事家必読の書目中に数えられている。是亦わたくしの贅するに及ばぬことであろう。 昭和二年十一月記....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
うな作が出はじめたのである。このことは、私は俊成卿あたりから『源氏物語』を歌人に必読の書と教えるようになってきたらしいことと密接な関係があると思っている。現に、....