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「忌服〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

忌服の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
子上を産んだ子思の奥様が離縁になって後死んだ時、子上のためには実母でありますが、忌服を受けさせませんから、子思の門人が聖人の教に背くと思って、何故に忌服をお受け....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ら、御祈願のため洛外に鳳輦を進められたという。将軍は病気、京都守護職の松平容保も忌服とあって、名代の横山|常徳が当日の供奉警衛に当たった。景蔵に言わせると、当時....
源氏物語」より 著者:紫式部
おいでになった。その中でも忘れがたみの皇子はそばへ置いておきたく思召したが、母の忌服《きふく》中の皇子が、穢《けが》れのやかましい宮中においでになる例などはない....
特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
むといへども、神孫にあらず。故に神祭る事ならず、厠などへ行きても手水せず、親族の忌服をうけず、又不浄を見て唾吐く事を知らず。 と云い、また、 寛政九年京都は人....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
諸方へも出し、又宿をもさする故に専ら宿村といふ。神国の風にて経水などある女、又は忌服ある者、皆此の村に行きて宿する故に人甚だ之を賤しむ、今も其村穢多に非ずして、....