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忌辰
「忌辰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
忌辰の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
は二世|瑞仙晋の子|直温、字は子徳が、慶応元年九月六日に、初代瑞仙独美の五十年|
忌辰に丁って、新に歴代の位牌を作り、併せてこれを纂記して、嶺松寺に納めたもので、....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
くず》の葉のうらみ顔なる細雨かな 頭巾著て声こもりくの初瀬法師 晋子三十三回
忌辰 擂盆《すりぼん》のみそみめぐりや寺の霜 または 題白川 黒谷の隣....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
《あら》ず。(飯島半十郎著『浮世絵師便覧』には国重を豊重となしたり。『関根氏名人
忌辰録』に国重〈二代豊国〉天保六年歿年五十九とあり。) 国重の名|漸《ようや》....
「向嶋」より 著者:永井荷風
しわたくしは大正|壬戌《じんじゅつ》の年の夏森先生を喪《うしな》ってから、毎年の
忌辰《きしん》にその墓を拝すべく弘福寺の墳苑に赴《おもむ》くので、一年に一回向島....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
。 秋田淡路守の下屋敷の軽輩が、吹矢で燕を射たことが発覚し、しかも、将軍家の御
忌辰に、法令を犯したとあって、夫婦ふたりとも、斬罪に処せられた。 あとで沙汰に....