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志怪
「志怪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
志怪の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
んな伝奇を創作したのであって、本当に有った事ではないという説があります。しかし〈
志怪の書〉について、その事実の有無を論議するのは、無用の弁に近いかとも思われます....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
。この女は死して地獄に落ちるので地獄を竜の口としある(ベーリング・グールド『中世
志怪』)。基督敵《アンチ・クリスト》同前の説が仏教にもありとはお釈迦様でも気が付....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
れる人物で、無論に学者でございます。 この『池北偶談』はいわゆる小説でもなく、
志怪の書でもありません。全部二十六巻を談故、談献、談芸、談異の四項に分けてありま....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
犬が大蛇を殺して、主人を助けた話は、西洋にもある。ベーリング・グールドの『中世
志怪』六章や、クラウストンの『俗談および稗史《はいし》の移動変遷』二巻一六六頁以....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
は、実に戦慄に値すると言ってよかろう。 支那も怪談の本場であるから、いわゆる「
志怪」の書なるものは実に枚挙に暇あらず、これもその選択にすこぶる窮したのであるが....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
で海中の城に遁《のが》れると鼠また来って食い殺した(ベーリング・グールドの『中世
志怪』四五三頁)。チュリンギアで下女一人眠り、朋輩は胡桃《くるみ》を剥《は》ぎい....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
二十種の怪奇談を抄出した。敢て多しというではないが、これに因って支那のいわゆる「
志怪の書」の大略は察知し得られると思う。 一、この一巻を成したのは、単に編者の猟....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
いただくことに致しました。ともかくもこれに因って、支那歴代の怪奇小説、いわゆる〈
志怪の書〉がどんなものであるかということを御会得くだされば、こんにちの会合もまっ....