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「志操〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

志操の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
すべし、と。これ取りも直さず、世道の標準たるべき神聖の職にある人が、みずからその志操を忘却して乞盗に儔《たぐ》うるものなり。平田篤胤が世上の俗神職の多くを謗《そ....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
そんな気色《けしき》は見えない。成程お勢はまだ若い、血気も未《いま》だ定らない、志操も或《あるい》は根強く有るまい。が、栴檀《せんだん》は二葉《ふたば》から馨《....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
それ程までに元服もせずに居るとは、実に孝行な事だから嫁が厭なら宜しいが、実にその志操に傳次や尚惚るじゃアねえかと斯ういう旦那の心持で、誠に尤だからそう云う事なら....
キュリー夫人」より 著者:宮本百合子
パリ地方のそれぞれの病院に配布されるように計った。教授や技師や学者たちの間から篤志操作者が募集された。 けれどもX光線の設備に、なくてならない電気さえひかれて....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
うな姿勢をしていた。 杜はその夜、小屋にかえってから、遂にお千の身体を知った。志操堅固な杜だったけれど、どういうものかその夜の尿の音を思いだすごとに、彼はどう....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
脱れたとて、依然として旧態を守り、これと同様に、地上にありて品性の高潔なるもの、志操の確実なるもの、向上心の強きものは、死後に於て、決して悪魔の徒弟とはならない....
ジャングル頭」より 著者:豊島与志雄
までふみ込んでみるならば、そこも、恐らくはひどいジャングルであろう。情意の涸渇、志操の頽廃、傲慢な功利主義と享楽主義。毒気ばかりが立ちこめて、清純な花の咲く余地....
パラティーノ」より 著者:野上豊一郎
遺産を相続し得たにもかかわらず、敢然としてそれを拒絶したので、ローマ市民に英雄的志操を持つとして拍手されたによっても察せられる。 そういった権勢と富を一身に集....
女性の諸問題」より 著者:倉田百三
っさと帰郷してしまった。息子を勉強させたいばかりに働いていたのだ。そして岩波君が志操ある書店主として立派に成功したとき、孝養を思っても母はもう世を去っていた。 ....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
と思っているだけだ。若造のくせに生意気だというのは当らない。若年にして独立独歩の志操あってのことであり、この態度は排すべきものではない。一面「罪悪感にかられて」....
貞操問答」より 著者:菊池寛
ッと、見はって、 「だって、そうなんですもの。前川さんは、穏便主義でお姉さんは、志操堅固なんですもの。愚図愚図いわれることなんかちっともないわ。お姉さんは、処女....
人造物語」より 著者:海野十三
* * さて、今日云うところの人造人間の方は、今のところ、甚だ志操堅固な、いわゆる堅造ばかりで、性的サーヴィスをやって呉れるのは、ないようであ....
藪の鶯」より 著者:三宅花圃
宮崎さんへあがったら。あの方は文学士で大学の助教もなさるそうだから。よッくお前の志操《おもうこと》を咄してお願い申しておいでなさい。 葦「アア。だけれど僕アくや....
純情狸」より 著者:佐藤垢石
なまめかしい唄を耳にしようが、笛太鼓の音をきこうが、仙公の佐々木彦三郎は、随分と志操堅固で、なにものにも心を動かさず、はや半年は過ぎた。 交わるものは、学友ば....
志士と経済」より 著者:服部之総
|正一郎《しょういちろう》、弟|廉作《れんさく》、相助けて家業に従い、文事を解し志操気概に富んだ点は、既記三宅定太郎、下辻又七、山口薫次郎その他当年の、志士派産....