志斐嫗[語句情報] » 志斐嫗

「志斐嫗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

志斐嫗の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死者の書」より 著者:折口信夫
母・波田坂上刀自、皆故知らぬ喜びの不安から、歎息し続けていた。時々伺いに出る中臣志斐嫗・三上水凝刀自女なども、来る毎、目を見合せて、ほうっとした顔をする。どうし....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
持統天皇 否といへど語れ語れと詔らせこそ志斐いは奏せ強語と詔る 〔巻三・二三七〕志斐嫗 この二つは、持統天皇と志斐嫗との御問答歌である。此老女は語部などの職に....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
たのである。そうしたことが、後宮の女房の間にもなかったとはいえぬ。『万葉集』には志斐嫗というのが戯言で持統女帝の御相手を申しあげているが、そうした役の女房が後宮....