志業[語句情報] »
志業
「志業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
志業の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
る。翁も亦、不言不語の間にこの事を覚悟し満足していたらしい事が、その生涯を通じた
志業の裡に認められる。そうして今は何等の伝うるところもなく博多下祇園町順正寺の墓....
「中元祝酒の記」より 著者:福沢諭吉
事変なるべきのみ。 この際にあたりて、ひとり我が義塾同社の士、固く旧物を守りて
志業を変ぜず、その好むところの書を読み、その尊ぶところの道を修め、日夜ここに講究....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
三代にわたり一万に近い点数を刊行するに対し、前途なお遼遠といわねばならぬ。幸いに
志業ようやくその緒につくことが出来たのは、大方読者諸君子の厚志によると深く感謝し....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
と賞めたのは、荻昌国の武蔵伝である。これは伝というよりは論評であって、武蔵の
志業と人格に重点を措き、小楠の言のとおり二天記や墓碑よりもずっと彼の人間へ迫って....