応作[語句情報] » 応作

「応作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

応作の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柿の種」より 著者:寺田寅彦
あるかもしれない。 そして、これは、われわれにとって、きわめてだいじな必要な感応作用であるかもしれない。(昭和三年七月、渋柿) * 始めて両国....
超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
ワフワフワと下にも置かず歓待される訳だからね。人生は京の夢、大阪の夢だ。電光朝露応作如是観だ。まあ聞け……そんな経緯で吾輩は、その未亡人の手に付くと、お母さんだ....
白金神経の少女」より 著者:蘭郁二郎
て説明するかね、一寸六ヶ敷いじゃろう。……これは電気学的に説明が出来るんじゃ、感応作用、相互誘導作用、じゃよ――、つまり考える、ということによって脳に一種の電流....
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
ジュもこれと全く同様である。これは二つの画面の接触作用によって観客の心に生ずる反応作用をその自然のリズムに従って誘導して行くのである。それでこのモンタージュのリ....
試験管」より 著者:寺田寅彦
ありありと現われる。そうしてこれに次いでいろいろさまざまな幼時の記憶が不可解な感応作用で呼び出されるのである。 八 鏡の中の俳優I氏 某百貨店の理髪....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
文学(芸術)が元来科学的意義を持っていたからである。 四、古典の問題。古典は一応作品の文学的水準(表現の具体性)の典型的なものを云うように見える。だがその科学....
わからないこと」より 著者:宮本百合子
恐ろしいほどたっぷり女性の中にある順応性によって、対象を観察するより速い直覚的順応作用を起す。けれども、それ等の自分の内部外部の経過をちっとも明瞭に意識しないよ....
反抗」より 著者:豊島与志雄
俺の頭はそれを機械的に取り入れて、また機械的に吐き出してしまう。永久につきない反応作用を営んでるのと同じだ。 Y子もE子も俺にとっては過去の人物だ。母と隆....
チューインガム」より 著者:寺田寅彦
の俳諧もありそうもない。 チューインガムの流行常用によってその歯噛みの動作の反応作用から日本人が生理的並びに心理的にだんだんアメリカ人のようなものに接近して行....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
節。平たいコイルの代りに、電流計に磁石がいる。 「それゆえに鉄は存在しないが、感応作用があって。多分この後の方であろう。」 その次に実験したのは十月十七日。 ....