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「応援歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

応援歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
いつもの様に、|朝の駆足《モオラン》をやっているときです。あのときのオリムピック応援歌《おうえんか》(揚《あ》げよ日の丸、緑の風に、響《ひび》け君が代、黒潮越え....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
会したあと、応援団長の推戴式があった。校庭に篝火をたき、夕闇の中で酒樽を抜いて、応援歌を呶鳴り、新しい応援団長は壇上に立つと、一高に負けるなと悲痛な演説をやって....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
くる。 「バンザアイ、浦中万歳」 総兵衛はありったけの声で叫んだ。浦中応援隊は応援歌をうたった、手に手に持った赤い旗は波のごとく一起一伏して声調|律呂はきちん....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
しており、愛校心という名をかりて、いたずらに戦闘意識をもやしており、あの校歌だの応援歌というものは、坊主のお経によく似ているなア。あゝいうブザマな無芸な音響は、....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
、早慶戦のラジオをきくのは彼の生れつきの仕事ではない。彼はいくつになってもラジオ応援歌の中にまじりこんでるシャガレ声の一ツなのである。万やむを得ず一室にこもって....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
はなかったが、マネージャーのような肝煎役を勤め、話をまとめてしまった。私は自分で応援歌をつくって、七日市河原で応援の稽古をさせた。そして当日は応援団を率いて吉舎....
地上」より 著者:島田清次郎
。恐ろしいような気さえしたが、心の底では無理に平気に構えていた。彼は口笛で野球の応援歌を歌いはじめたが、周囲に不調和なのに気づいてすぐに止めてしまった。彼は格子....