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「応身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

応身の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
とき観を有し、五、六十年前までは神官と婚姻を結ぶなら地獄に堕ちるなど言われて、相応身分の者は神官と婚姻を結ぶことさえ忌み避けるほどの土地柄であった。国幣小社なる....
安重根」より 著者:谷譲次
ることならん! 特別列車が通過するまで明日一日この部屋に禁足だ! 待て! 今、一応身体検査をする。 大尉の合図を受けて兵卒たちがのっそりとはいって来る。劉東夏は....
」より 著者:坂口安吾
むようなアクビをした。 「これを読め」 父は急いで手紙をつきつけたが、光也が一応身を起してからも視力や理性が目を覚すまでには相当時を要したのである。 光也は....
早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
出で探したが見当らないから、この上はと理解を付けてお藤を奥へ伴《つ》れて行き、一応身柄をさぐろうとしたら、お藤はその手を振り解いて泣きながら逃げ帰ったという。 ....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
宙生命を呼ぶ名の仏陀(詳しくは法身の仏陀)とは、性質が違います。そこで、これを「応身の仏陀」と言います。応身とは、人間に相応して生れ、人々を教化せられる仏陀とい....