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「忠円〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

忠円の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
精魂こめた修法僧は 小野ノ文観僧正。 法勝寺の円観上人。 および、浄土寺の忠円。 以上の三名と思われる。 また、その必死な祈祷も一様でなく、仏眼金輪五....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た、大和からは、知教、教円の二僧が同時に差し立てられ、これも獄舎へ投げ込まれる。忠円僧正、遊雅法印、そのほか、かずしれぬ人々も、袈裟を裂かれ、法衣に荒縄をうけ、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ここで日と月は、少し以前へもどるが。 足利家の大蔵邸に預けられていた囚人僧のひとり忠円が、鎌倉表から越後へ流されて行った前後に、その忠円の密使らしい者が、叡山の坂....
私本太平記」より 著者:吉川英治
」 「としか、考えられませぬ。……ともあれ、ここ数日のあいだのことです。浄土寺の忠円僧正を介して、大御所(尊氏)より山門の行宮へ、密々、和を請うの御上書がさしあ....