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「忠度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

忠度の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
もなかったが、ほかの子供達とは違った慈愛の籠った叮嚀な口調で、 「あんたは『俊成忠度』じゃったのう。よしよし。おぼえておんなさるかの……」 といった調子で筆者....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に入れて二百人でこれへ運びました、天下一の名石でございます。 これが琴平石、平忠度《たいらのただのり》の腰掛石、水の流れのような皺《しわ》のあるのがなんか石、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を語りましょうな。特にお好きな曲は」 「さあ……。祇園精舎の初語りもよし、小督、忠度都落ち、宇治川、敦盛、扇ノ与一。どれも嫌いなものはないの」 「大原御幸は」 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
です。こん夜は」 「そんなことないでしょう。ここで聴いていましたが、私の好きな“忠度都落ち”のくだりのせいか、どこといって」 「いえ、お母あさんにはそうでしょう....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
代、貴族や武家の流行でさえあったようだ。そして平ノ忠盛は、熊野別当の息女に通って忠度を生ませ、源ノ為義にも、同じような艶話がある。公卿や郎党のあいだにも、とりど....