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忠恕
「忠恕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
忠恕の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
じん》も夫子《ふうし》の道一《みちいつ》以《もっ》て之《これ》を貫《つらぬ》く、
忠恕《ちゅうじょ》のみ矣《い》と云われた事がある。この恕《じょ》と申すのが取りも....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
蕩は嫌い、好きなものは武道と学問。わけても陽明学を好み、傍ら大槻玄沢の弟子杉田|
忠恕の邸へ通って蘭学を修めようというのだから鷹にしても上の部だ。 二十八歳の男....
「深川の散歩」より 著者:永井荷風
ころであるが、その後わたくしは武鑑《ぶかん》を調べて、嘉永三年頃に大久保豊後守|
忠恕《ただよし》という人が幕府の大目附になっていた事を知った。明治八、九年頃まで....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
あって、神の道でも悟りの道でもない。人倫の道を踏みさえすれば、すなわち仁を実現し
忠恕を行ないさえすれば、彼にとっては何の恐れも不安もなかった。だから彼の教説には....