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忠諫
「忠諫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
忠諫の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「忠義」より 著者:芥川竜之介
板倉家の大久保彦左《おおくぼひこざ》」などと呼ばれていたのも、完《まった》くこの
忠諫《ちゅうかん》を進める所から来た渾名《あだな》である。
林右衛門は、修理の....
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
器量大、廉直にして隠すところなく、明敏にして能く察し、慈恵にして下を育す、好みて
忠諫を容るる等、その善き所なり」と云った。 謙信は、川中島の一騎討などから考え....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
を召し給え」と勧め、自らは勝家の馬印をもって止り防がんことを乞うた。勝家、庄助の
忠諫を容れ、金の御幣の馬印を授けて、馬を北の庄へと向けた。庄助、兄茂左衛門と共に....
「三国志」より 著者:吉川英治
むと眠ったまま死んでしまった。 張均は、その時、そんな死に方をしなくても、帝へ
忠諫したことを十常侍に聴かれていたから、必ずや、後に命を完うすることはできなかっ....
「三国志」より 著者:吉川英治
、後日の害だ。こやつらの首を刎ねろっ」 云い放って、輦を進めると、二人はなお、
忠諫を叫びながら、輦の輪に取りすがった。 そこを、董卓の家臣たちが、背から突き....
「三国志」より 著者:吉川英治
自分のために、面を冒していっているわけではなし、みな忠義のほとばしりです。元来、
忠諫の士です。今、唯一つのお味方を失っては決していいことはありますまい」 呂布....
「三国志」より 著者:吉川英治
ひそかに獄窓を訪れてなぐさめた。 「今度という今度こそ、袁大将軍にも、あなたのご
忠諫がよく分ったでしょう。ご帰国のうえは、きっとあなたに謝して、以後、重用遊ばす....
「三国志」より 著者:吉川英治
の雍※にだまされて、謀反に与したものにちがいない。立ち帰ったらよく君からも高定に
忠諫してあげるがいい」 命びろいをした鄂煥は、自軍の陣地へ帰るとすぐ、主人高定....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
きを持つことなので、彼としてはこの戦時にあって共々一城を守る家臣としての悲壮なる
忠諫のやむべからざるを心からもいったのである。いわゆる面を冒して主をいさめるの気....