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快刀乱麻を断つ
「快刀乱麻を断つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
快刀乱麻を断つの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ていただきましょう」 蔵人の手からうけとって見ながめたかと思われるや、まことに
快刀乱麻を断つがごとし、即座にずばりといったものです。 「ご城内奥女中のご用品で....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
たったか?――それです。なぞと不審は、その一事です。 だが、名人の明知は、真に
快刀乱麻を断つがごときすばらしさでした。 「なわがない! 辰がはだ身離さず所持い....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
類なき疑獄事件に、終始一貫、不屈不撓の精神を以てよく犯罪を剔抉し得たる庄司署長、
快刀乱麻を断つ如く判決し了った宮木裁判長の英断、正道を踏んで恐れざる神戸牧師の勇....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
が第十五会場です。遠い道路のちょうど半分に当ります。 (1)は小手調べ。(2)は
快刀乱麻を断つ――というほどではないが、一度でばらばらと解けてしまいます。(3)....
「ロウモン街の自殺ホテル」より 著者:牧逸馬
と探偵術が一変したと言われている。その上、実際の捜査にも、科学的推理に根拠して、
快刀乱麻を断つ底の断案を下し、また頗る奇行に富んだ人であった。一名ベルチョナアジ....
「寺田先生の追憶」より 著者:中谷宇吉郎
と、ぼんやり言い付けられた実験をやり始めたのであるが、暫《しばら》くすると先生の
快刀乱麻を断つような推理の冴《さ》えに魅せられて、夢中になってその実験に没入した....