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「快報〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

快報の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海底大陸」より 著者:海野十三
にむけて出発いたしました」 人々は顔を見合わせて、うちうなずいた。今に飛行機が快報を知らせてくるにちがいない。 ロンドンの汽船会社の重役室では、社長ラングレ....
斜陽」より 著者:太宰治
或る借銭申込みの手紙。 「御返事を。 御返事を下さい。 そうして、それが必ず快報であるように。 僕はさまざまの屈辱を思い設けて、ひとりで呻いています。 ....
怪星ガン」より 著者:海野十三
ばらくは、何がどうなっているのやら、さっぱりわからなかった。やがて、思いがけない快報がもたらされた。それはほかでもない。今、本艇がただよっている位置から二百万キ....
すり替え怪画」より 著者:海野十三
愕いた。へぼ探偵にちがいないと、昨日は内心がっかりしていたのに、予期に反してこの快報をもたらしたのであるから、愕き且つ怪んだ。 「本当かね」 「いや、それについ....
恐竜島」より 著者:海野十三
冷えとした気候が、少年の頭脳のはたらきを、久しぶりにかいふくしたように思われた。快報だ。 この噴火口のとちゅうにおいて、横穴があって、それが外まで抜けて、日の....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
われ、キンギン国軍は、やっと愁眉をひらいたのであった。 ラック大将は、その後の快報を、待ち佗ていた。もう快報の到着する頃であると思うのに、前線からは、何の便り....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
てもええじゃろう」 「人員二百名は少いが、とにかく刻々独本土に近づきつつあるとは快報です。大いに期待をかけますが、果してうまくいくですかな」 「なにしろ、独本土....
怪塔王」より 著者:海野十三
4 怪塔王は、ついに自滅したようです。 帆村探偵と小浜兵曹長とは、この快報を一刻もはやく秘密艦隊へ知らせたいとおもいました。 それを知らせるには、今....
空襲警報」より 著者:海野十三
に救われたのだ。 * それから三日して、旗男のところには二つの大きな快報が舞いこんで、彼を有頂天にさせた。 一つは、直江津の姉露子と可愛い正坊が、....
だいこん」より 著者:久生十蘭
て、風だけがソヨソヨと吹きとおっていた。〈四方より吹く風はコトゴトク英国の戦勝の快報をもたらした〉というのはマコレーの〈英国史〉の愉快な一節だった。そんなだった....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
ちいちこの慷慨淋漓が必要であった。 「せめて天堂一角。早く、弦之丞を討ったという快報でももたらしてくれれば、少しは、殿の気色も引き立とうかと、心待ちにしていたが....
三国志」より 著者:吉川英治
賞として頒けてやる。奮えや奮え」 と、士卒の蛮性を鼓舞激励していた。ところへ、快報が入った。 「隣洞の酋長、楊鋒一族が、三万余人をつれて、味方しに来た」 と....