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念者
「念者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
念者の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
上に残した後部の蹟を注意して必ず滅さしめ、わが邦にも「若衆の尻月を見て離れ得ぬ、
念者《ねんじゃ》や桂男《かつらおとこ》なるらん」など名吟多し(『後撰夷曲集』)。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
鶏憤ってトテコーカアと鳴いたという。『醒睡笑《せいすいしょう》』二に、若衆あり、
念者に向いて、今夜の夢に、鶏のひよこを一つ金にて作り、我に給いたるとみたと語ると....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
な 短夜《みじかよ》や同心衆の川手水《かはてうづ》 少年の矢数《やかず》問ひよる
念者ぶり 水の粉やあるじかしこき後家《ごけ》の君 虫干や甥《をひ》の僧|訪《と》....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
はまったく認められていない。燕尾服ないしは裃という式作法は、最初から多数の参加断
念者を予期していたのである。是が無益の垣根となり、また忍び難い拘束と感ぜられるの....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
すなわちめいめいの選手が勝つことを、心の中で念ずる役である。 少年の箭数問い寄る
念者ぶり という近世の発句があるが、その
念者もまた元は右にいう念人と同じであった....