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思い耽る
「思い耽る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
思い耽るの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「苦しく美しき夏」より 著者:原民喜
ただ頑《かたくな》な姿勢で暗い年月を堪えてゆこうとした。が、次第に彼は茫然として
思い耽るばかりだった。幼年時代に見た空の青かったこと、水の澄んでいたこと、そのよ....
「一つの愛情」より 著者:豊島与志雄
具廃疾者だろうか、余りに純粋無垢なのだろうか、などと、吉岡はいつしか彼女のことを
思い耽るようになった。
思い耽ると、彼女はすぐ近くに在ったがその姿は捉えようがなか....