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「思ふどち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

思ふどちの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
に私は悲しかったろう」 歎息しながら独言《ひとりごと》のようにこう言ってから、思ふどち靡《なび》く方にはあらずとも我《われ》ぞ煙に先立ちなまし 「何ですって....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
た「今も見るごと」の※入句があるために、却って歌調を常識的にしていない。家持が「思ふどち斯くし遊ばむ、今も見るごと」(巻十七・三九九一)と歌っているのは恐らく此....
梅ちらほら」より 著者:吉川英治
ろい。 萬葉のうちにある梅の歌では、私は、坂上女郎の、 さかづきに梅の花うけて思ふどち 飲みてののちは散らむともよし が何か心象に沁みてくるような香があって....