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急増
「急増〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
急増の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「女性の現実」より 著者:宮本百合子
労働者が去年末にすでに二百二十三万八千人あって、事変直前にくらべれば三十六万人の
急増を示しており、今年一杯では更に数万の若い婦人が勤労に従うこととなった。それで....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ではなかったか。 それにせよ金剛山をめぐるわずかな一地方に、五万余という人口の
急増率は、山河の形貌も変え、住民の生態をさえ根こそぎ覆していたことだろう。 ま....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
かがであろうか」 「お待ちする」 「今宵にでも」 「けっこうです。ただ近来家中も
急増して手ぜまのため、旧居は弟の義助にゆずり、それがしは高倉ノ辻にいますが」 「....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
それから妙に私は雀が目につき出してきた。考えてみると、この東京なども、戦後人口は
急増したが、雀はすっかり減っている。 品川区に住んでいた頃、品川の雀は色が黒い....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
られた時よりも、はるかに農民に与えた印象は強烈であったのである。後者は単に功程が
急増したというだけであるに反して、前者はこれに由って外には作業の形式を一変し、内....