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急行券
「急行券〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
急行券の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「犯人」より 著者:太宰治
ら眠り薬ブロバリン、二百錠入を一箱買い求め、新橋駅に引きかえし、大阪行きの切符と
急行券を入手した。大阪へ行ってどうするというあても無いのだが、汽車に乗ったら、少....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
たいからばかりでなく、幾家族もが留守に入っている弟の家へ、悲しみにある疲れた体で
急行券を買ったりするためわり込んで泊る元気がなかったのであった。 荷物のことで....
「大正十二年九月一日よりの東京・横浜間大震火災についての記録」より 著者:宮本百合子
来て居る。となりに居た海軍大佐金沢午後七時〇五分着同三十分信越線のりかえのとき、
急行券を買う、そのとき私共と同盟し自分は私共の切符を買ってくれるから、私共はその....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に鷺の宮へ行きました。文報のことやその他あるので。十一日早朝八重洲口の列に立って
急行券を買い、十二日朝五時に家を出六時半から立って、八時半の急行に乗りました。こ....
「四つの都」より 著者:織田作之助
帰れ! お父っちゃんが名古屋まで送ってやる(十吉に)蜂谷さん済みませんがあんた、
急行券二枚……」 十吉「よし来た、名古屋までだな、駅で待ってるよ」 十吉、身軽に....