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「急行軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

急行軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
にはいっているかと思うと、いっそうその記事がはっきりと眼にうつるような気がする。急行軍の砲車、軍司令官の戦場におもむく朝の行進、砲声を前景にした茶褐色のはげた丘....
三国志」より 著者:吉川英治
す。われわれを追いかけてきたのは夏侯惇、夏侯淵の一部隊にすぎません。それも長途の急行軍でつかれぬいていますから、城を出て、逆寄せをくわせれば、それを平野に捕捉し....
三国志」より 著者:吉川英治
た。曹操は評議の席にのぞむと、列座を見まわして、 「于禁。そちがいい。すぐ樊川へ急行軍して、曹仁の危機を助けろ」 と、その一大将を指さした。 魏王の指名をう....
三国志」より 著者:吉川英治
こうといった。 すなわちそのために、徐晃は大将に選ばれて、兵五万をさずけられ、急行軍して陽陵坡まで出陣した。 (呉が呼応するときまったら、すぐ関羽軍へ攻めかか....
三国志」より 著者:吉川英治
を先鋒として、折から真冬の猛寒も、悪路|山嶮もものかは、昼夜、道をいそいで、刻々急行軍を続けつつあった。 それを通さじと、防ぎに馳せ向った蜀軍は、第一回にまず....
私本太平記」より 著者:吉川英治
。――それだけの物を、牛馬車の輸送隊で、えんえんと持ち歩くなどは、こんどのような急行軍のばあい、不可能だし、義貞の本意でもない。 疾風迅雷、鎌倉の不意を突く。....