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急養子
「急養子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
急養子の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
かった。 この時代の習いとして、こういう場合には本人の死を秘《かく》して、娘に
急養子をする。そうして、まず養子縁組の届けをして置いて、それから更に本人急死の届....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
とすれば、福田の屋数は当然滅亡である。この一件を秘《かく》して置いて、どこからか
急養子を迎えて、その上で主人の左京は死去したように披露すれば、なんとか無事に済ま....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
れらの場合を通常「末期養子」といい、また時としては「遽《にわか》養子」もしくは「
急養子」ともいうた。 人生常なく、喩《たと》えば朝露の如しで、まだ年が若く、嗣....
「異妖編」より 著者:岡本綺堂
たのは事実である。彼は当時二十八歳で、夫婦のあいだに子はなかった。事情が事情で、
急養子の届けを出すというわけにもいかなかったので、その家はむなしく断絶した。....
「鷲」より 著者:岡本綺堂
去という届け出でがあった。相続人の又次郎は父よりも先に死んでいるのみならず、別に
急養子を迎えにくい事情もあるので、和田の家は断絶した。 弥太郎が撃ち洩らした鳥....