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「性別〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

性別の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
貨幣」より 著者:太宰治
異国語においては、名詞にそれぞれ男女の性別あり。 然して、貨幣を女性名詞とす。 私は、七七八五一号の百円紙幣です。....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
方がいい。 ――慾張るとよくない。この前採収しただけで、十分だ。 ――違った性別の生物が乗っている。あれをぜひ捕えて帰りたい。 エミリーのことをいっている....
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
。昔風の寺小屋式から男女の大学まである。これを官立、私立、営利、非営利、年齢別、性別、専門別と区別して来たらとても大変である。 更に昨日《きのう》出来て今日潰....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
れる勞働力は、男女を問わずすべて村の生産に動員される。しかして各人の仕事は男女の性別によらず、各人の能力と関心によつてのみ決定する。生産の向上、生活の快適は期し....
赤外線男」より 著者:海野十三
しない。 然らば白丘ダリア嬢はどうだ。「赤外線男」というからには、ダリア嬢では性別が違っている。男が女装しているものとはあの溌溂たる肉体美から云って信じられな....
蠅男」より 著者:海野十三
体のことは分りましたか」 「うん、大体わかった――」 「それはいい。あの焼屍体の性別や年齢はどうでした」 「ああ性別は男子さ。身長が五尺七寸ある。――というから....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
を弾くそうなんだ」と法水は、さも驚いたような表情をして、「それに、不可解きわまる性別の転換もあるのだから、結局言語学の蔵書以外には、あの呪文を裁断するものはない....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
道徳的なものだ。 性風俗が可なりに衣服服飾と密接な関係のあるのは興味ある点だ。性別を社会的に表現するものは無論何よりも服装なのであるが、この服装風俗が極めて性....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
ない。ジョセフ何とかいう男へ、白耳義アントワアプのKCN――これだけでは差出人の性別はわからないが、「御存じより」と言ったところだからまず女とみてよかろう――か....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
役立つ、寸分の隙もない効果だった。夫人によれば、近代社会の大きな間違いは、男女の性別を不可侵の事実として、これにだけは手をつけようとしないところにあった。なぜか....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
と天子との中間に立つ一種のすめらみことの意味らしくある。古事記・日本紀には天子の性別についても、古いところでは判然せない点がある。そういうところは、すべて男性と....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
僧侶の生活――それは純潔にして身を慎んでいること、恋をしてはならないこと、男女の性別や老若の区別をしてはならないこと、すべて美しいものから眼をそむけること、人間....
血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
。私の死んだ子とあなたとは、同じ日に同じ所で生れたのです。 生れ立ての赤ン坊は性別以外に著しい特徴はありません。病院の産室では、往々取扱うものの不注意や思い違....
地方文化運動報告」より 著者:中井正一
一・〇〇 四三 二・〇一 四六 一・〇〇 四九 一・〇〇 五四 三・〇一性別の統計では 男 五七・五% 女 四二・五% 職業では、未婚女子が....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ある。課役の負担の義務のある課丁は、ほとんど戸籍に上っておらぬ。延喜二年の戸籍で性別の明らかなもの五百五十人中、実に四百八十三人までは女子であった。これは言うま....