性善[語句情報] » 性善

「性善〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

性善の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
《のち》とも幾久しく願います」 藤「成程、予《かね》て文治郎殿から聞きました、性善なるもので必ず心から悪人という者はない、却《かえ》って大悪なる者が、改心致す....
運命」より 著者:幸田露伴
営を破り、衝撃と包囲と共に敏捷を極む。南軍こゝに至って大敗収む可からず。宗垣、陳性善、彭与明は死し、何福は遁れ走り、陳暉、平安、馬溥、徐真、孫晟、王貴等、皆|執....
花吹雪」より 著者:太宰治
、とかいう諺さえあるようではないか。この世に無用の長物は見当らぬ。いわんや、その性善にして、その志向するところ甚だ高遠なるわが黄村先生に於いてをやである。黄村先....
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
なしは往々にしてこの大事な人間性を欠くが故に人非人だということになる。 人間の性善と性悪との対立によって、その善性だけを人間の道徳と見做すということは、事実甚....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
わめて至当なことであると考え、文明の方法として、社会的永罰を承認していた。彼は天性善良であり、根本においては内心の進歩をもなし遂げていたので、必ずや将来更に進ん....
岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
由る時は、『人之性直。罔之生也。幸而免』こうあったように思われます。しかし孟子は性善を唱え、荀子は性悪を唱えました。だが告子は性可能説を唱え、又|楊雄、韓兪等は....
荘子」より 著者:岡本かの子
それと伍して幾つもの学派が並び起った。 孔子の倫理的理想主義を承けて孟子は人間性善説を提掲した。これに対して荀子は人間性悪説を執り法治論社の一派を形造った。墨....