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怪しかる
「怪しかる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
怪しかるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫」より 著者:夏目漱石
ない。親にも親類にも目《め》つかってしまった。怪《け》しからんと云う事になった。
怪しかるとは自分でも思っていなかったが、だんだん聞き糾《ただ》して見ると、怪しか....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
信じ切ったる証書を現に目の前に見たるなり。武男は田崎に事の由を探らせし後、ついに
怪しかる名前の上の三千円を払いしなりき。 「いや、これは――」 「覚えがないとい....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
見物かたがた飲食に出掛ける人|引《ひき》も切らずと来た。ところが、ダヴッドの妻、
怪しかる飲んだくれでしばしばなぐっても悛《あらた》まる気遣いなし。一日例のごとく....