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怪人
「怪人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
怪人の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
痣のある男はヒラリと身体をかわして逃げだした。 「オイ、待たないか――」 その
怪人は、はたして弟四郎を殺した彼の恐るべき吸血鬼であるのかどうかハッキリ分らない....
「海底大陸」より 著者:海野十三
いう怪潜水艇が、大西洋上にしばしば姿を現わしたことがあったが、あの艇内には一人の
怪人が艇をあやつっていて、ときに甲板から姿を現わしたこともあったが、あの
怪人こそ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
の人物こそ、時限爆薬を投げこんでいったにくむべき犯人にちがいないと思います。その
怪人物を至急捕えなくてはなりません。おゆるしくだされば、わたしはすぐにニューヨー....
「海底都市」より 著者:海野十三
が何にも知らないで眠っているとき、僕の枕許に近づいてこのあやしい手紙をおいて行く
怪人《かいじん》――その
怪人の姿を想像して僕は戦慄《せんりつ》を禁ずることができ....
「金属人間」より 著者:海野十三
!) 検事の目が、はりついたようにじぶんの上にあると知ってか知らないでか、その
怪人物は席をはなれて、わきたつ見物人たちをかきわけて場外へ出ようというようすだ。....
「恐竜島」より 著者:海野十三
いに手をしっかりとにぎりあいながら水の中を歩き出した。 怪船《かいせん》と
怪人《かいじん》 穴は人一人がやっとぬけられるような小さい穴だった。一人ずつ、....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
うしてこんな高空に、地上の建物の一室とちがわない場所があるのであろうか。 あの
怪人どもの頭の上についている、触角みたいなものはなんであろうか。
怪人どもの正....
「火星兵団」より 著者:海野十三
については、あくる朝の新聞は、たいへん大きな見出しで、でかでかと書きたてた。
「
怪人、銀座に現れ、薬屋を荒す」
「怪事件におびえた昨夜の銀座通」
「共犯者の少年....
「火薬船」より 著者:海野十三
手とはなしながら、長官アンドレ大佐に、仰々しい目配せをした。 セメント問答
怪人物ポーニン氏の行動は、もはやそのままに見のがす事はできなかった。 警備庁長....
「怪塔王」より 著者:海野十三
から双眼鏡をとって、すぐ目にあてて見ました。しかし帆村の目には、一彦が見た塔上の
怪人の顔は、もううつりませんでした。 「もう顔をひっこめたらしい。一彦君、どんな....
「火葬国風景」より 著者:海野十三
八十助は赤くなった。しかし彼の眼には、死んだ女房の幽霊らしいものは見えなかった。
怪人怪語 「イッヒッヒッ。……いくら探しても、まさか此処には居やしないよ」 鼠....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
―それにしても変だね。おお、誰か早くいって、団長閣下へ報告をしてこい」 突如、
怪人物現る。無線室を狙ったゴルドン兵曹とは一たい何者か。 これぞ余人でない。わ....
「科学時潮」より 著者:海野十三
戦闘準備を整えて、二名の死刑囚を先登にして、まっしぐらに、峠へ駈け上がって見た。
怪人を射止めた辺りを探したが、その姿はなかった。唯、望遠鏡で見覚えた岩のあたりに....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
いか、と言う。 実や、文化よりして、慶応の頃まで生存した、加賀|大野港に一代の
怪人、工匠にして科学者であった。――町人だから姓はない、大野浜の弁吉の作だそうで....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
たような恐ろしい顔も、みにくい顔もあらわれてはこずに、男の顔はかき消え、首なしの
怪人がそこにつっ立っていた。 首なしの化けものは、そのまま、玄関にかけだしてい....