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怪光
「怪光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
怪光の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
、どうも僕は勘違いをしていたらしい。それは、紅蓮峰《リム・ボー・チェ》の嶺のあの
怪光なんだが、さいしょ僕は、ラジウムの影響をうけた水晶とばかり思っていた。ところ....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ちるようにして匐い込んだとき、彼はようやく安心感を得た。それまでは、いつ背後から
怪光線をあびせかけられるかと、気が気でなかった。 彼は始めて上半身を起して中腰....
「海底大陸」より 著者:海野十三
ちへ信号しているぞ」 謎の潜水艇「鉄水母」が、ルゾン号を呼んでいるというのだ。
怪光線を出して飛行機をなやましたりする海賊艇が、ルゾン号になんの用があるというの....
「地球盗難」より 著者:海野十三
は一時に大きく拡がって、どッと天に冲した。火柱だ、大火柱が立ったのであった。その
怪光は、木立の幹まで真青に染めて、時間にして四、五秒間は焔々と燃えあがっていたで....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
系遊星にあらず、彗星にあらず、軌道法則にしたがわずふしんなり。ただいま突然、怪星
怪光をあげて輝き、にわかにわれに接近す。われいまや怪星ガン』 電文はここで切れ....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
金属体、正面奥の赤い壁と、「戸ろ」と書いた扉! そしてこの横丁だけが、白々とした
怪光に照らし出されている! (一体これはどうしたわけか?) さすがの帆村も呆然....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
だ。ポコちゃん、早く艇へ乗りうつれ」 「それは一大事だ」 なるほど、らんらんと
怪光をはなった大きな酒だるほどのものが、ぐんぐん近づいて来る。これを見てはのんき....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
いうやつが、こんなに荒っぽいものだと知ったのは、こんどが始めてだ」 船内の
怪光 嵐の勢いがおとろえ、雨はだいぶん小やみになった。怪船の舷側に、鈴なりにな....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
になっている。ではここが、なぜ世界の視聴をいっせいに集めているのか。というのは、
怪光があるからである。 ときどき、地底の住民の不可解な合図のように、火箭のよう....
「「沈黙」の話」より 著者:豊島与志雄
僧ももはや、言語を絶した沈黙のうちにはいっている。娘を凝視するその眼から、一種の
怪光が発散する。その
怪光が、彼と彼女との肉体を繋ぎ、彼の魂から彼女の魂へと、じか....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
もに海蛇は次郎をはなした。同時にかれの手は早くもポケットの懐剣にかかるやいなや、
怪光一せん、するどくホーベスの横腹をさした。ホーベスは、びょうぶをたおしたように....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
ーッ と、すさまじい地鳴が聞えて来た。そして、高い絶壁の上に、ボオーッと、赤い
怪光が見えたのだ。 なんだろう? 清少年と※代《あきよ》さんは、思わずよりそ....
「暗黒星」より 著者:黒岩涙香
るのに、三時少し過ぎに早や東天へ太陽の前触れが現われた。昨夜西の方から立ち昇った
怪光が今度は東の方から現われた。 夜のうちに太陽は亜細亜を過ぎ太平洋を過ぎ歩一歩....