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怪力乱神
「怪力乱神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
怪力乱神の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の端《はし》くれだ。世に不思議だの、妖怪だのと云うものがあろうとは思っていない。
怪力乱神を語らずとは、孔子も説いている。かの白い蝶の一件は、先日も白魚河岸の親類....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
作もあり、詩人としては乾隆四家の一人に数えられて居ります。 子不語の名は『子は
怪力乱神を語らず』から出ていること勿論でありますが、後にそれと同名の書のあること....
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
純粋な偶然の結果としても当然期待されうる「自然変異」の現象であって、別に必ずしも
怪力乱神を語るには当たらないであろうと思われる。悪い年回りはむしろいつかは回って....
「放生津物語」より 著者:田中貢太郎
伴れて来ている二人の男を見て嘲笑った。 「何処にお諏訪様がおるのじゃ、孔夫子は、
怪力乱神を語らずと云われた、今の世の中に、神なんかが出て来てたまるものか、今の世....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
った。
「益満様」
七瀬が、一膝すすんで
「只今も、叱られましたところで――
怪力乱神を語らずと申しますが、不思議な事が、御病室でござりました」
小太郎も、....
「ばけものばなし」より 著者:岸田劉生
人は、世に変化の類ある事なしという実感の方を肯定しているのである。 ところで、
怪力乱神を語りたがる人とても無論、この唯物的合理性本能は持っていようし、殊に今日....
「三国志」より 著者:吉川英治
箇所にかかる度、すくなからず苦労が伴った。近代の読書人に対しては何としても余りに
怪力乱神の奇異を語るに過ぎなくなるからである。ただその点において救われ得る道は、....