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怪文書
「怪文書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
怪文書の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
、無批判にみちびいてゆく手段。これこそファシズムの社会心理学第一章です。軍部の「
怪文書」が乱れとんで、出所も正体もわからないまま、五・一五、二・二六と人心をかき....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
のである。 尤も絶対的に無記名な文書は却って匿名批評でも何でもないので、ただの
怪文書にしか過ぎないだろう。新聞記事は無記名でも新聞は一定の新聞紙名を署名として....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
売よりも寧ろ配布を主眼としたものだからである。だから之を一歩転ずれば、やがて夫は
怪文書に近づくことが出来る性質を有っている。処が
怪文書こそこの一二年来の不気味な....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
を課するという二つの点にあるのである。 提案者の内務省に云わせると、本案は所謂
怪文書を弾圧しようというのが、目的であって、之は現下の粛軍途上にある軍部に取って....