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恋煩い
「恋煩い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恋煩いの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
|好《い》い娘だ、宜《い》いか、其のお嬢さんが手前《てめえ》を見てからくよ/\と
恋煩いだ、冗談じゃアねえ、此畜生《こんちきしょう》め、えゝ、こう、其の娘が塩梅が....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
らない。 おそよは十八、おつぎは十六、どっちも年頃の若い娘であるから、世にいう
恋煩いのたぐいではないかとも疑われたが、ひとりならず、姉妹揃っておなじ
恋煩いとい....
「春昼」より 著者:泉鏡花
の貴下、うたゝ寝の歌を、其処へ書きました、婦人のために……まあ、言って見ますれば
恋煩い、いや、こがれ死をなすったと申すものでございます。早い話が、」 「まあ、今....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
お笑い下さるな、私は汗の出るほど耻入ります、実は疾くより娘があの孝助殿を見染め、
恋煩いをして居ります、誠に面目ない、それをサ婆アにもいわないで、漸く昨夜になって....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
して、 (先生、) (勝山さん、) という工合が、何の事はない。大町人の娘が、
恋煩いをして、主治医が診察に見えたという有様。 先生がうまい事をいいましたって....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
そうもなりません処から、花魁がくよ/\思い詰め、お塩梅が悪くなりました、てもなく
恋煩いで、あなたの処へ人をよこしたくっても無闇のものを出されないから、堅気の田舎....