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恐れ乍ら
「恐れ乍ら〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恐れ乍らの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
束は何と召さるので厶ります」 「あれか。約束と申すは攘夷実行の口約か」 「はっ。
恐れ乍ら和宮様御降嫁と引替えに、十年を出ずして必ず共に攘夷実行遊ばさるとの御誓約....
「殺された天一坊」より 著者:浜尾四郎
場に居るものでございます。御奉行様の御苦心は此処にあったのではなかったかと、私は
恐れ乍ら御察し致して居るものなのでございます。 六 事実が....
「十姉妹」より 著者:山本勝治
ともすれば白眼をむきたがる仲間の百姓に、日頃にない軽蔑を覚えたりした。 慎作は
恐れ乍らも想った。もう一つの苦痛が、より大きい試練がほしい、それに依って現在の如....
「にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
させたのであった。 当時、若狭守用人三浦七兵衛から、豊後守に送った書翰に、 『
恐れ乍ら、書取を以て奉申上候。益々御機嫌よく御座遊ばさるべく、恐悦至極に奉存候。....