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恣意的
「恣意的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恣意的の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「広場」より 著者:宮本百合子
とを云わないで、という言葉が朝子の口を出得なかった。今度の問題は、素子がそれほど
恣意的に振舞う筈のものだろうか。そういう素子を隔たった眼で眺める心が、朝子のうち....
「婦人の読書」より 著者:宮本百合子
っていないのに、青春の感覚のなかでそれに抗議する敏感さがうしなわれていて、むしろ
恣意的な傾向があらわれて来ていることが考えられるのではなかろうか。ちょうど着物を....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ようにしておく為の忙しさというようなものが非常ですね。これ迄、作家たちの大部分は
恣意的に暮してごたく並べていたから、大洗濯うけるのも結構でしょうが、それでもやは....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ことゝ同じことで、眠りたいから薬をのむ、中毒したから入院する、まことに二つながら
恣意的で、こうワガママでは、どこまで行っても、同じくりかえしにすぎない。 この....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
に寄与すべきである。
二、『各個人が支払わざるべからざる租税は確定的であるべく、
恣意的であってはならない。
三、『あらゆる租税は、納税者にとりそれを支払うに最も....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
が所有量に等しい場合に関する留保。一三五 平均稀少性。一三六 交換価値が不定かつ
恣意的な条件。一三七 利用の変化及び量の変化による価格の変化、利用及び量の同時的....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
かならぬからである。否、一歩を進めて言えば、「孔子世家」はこれらの記録をきわめて
恣意的に利用したために、これらの記録の価値をさえも減殺したということができるであ....