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「恥曝し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

恥曝しの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
中から飛び起きた。「頓間。間抜け。トンチキ。これあ潜水艇じゃねえやい……何という恥曝しだ。これあ……」 大正の三四年頃だったか東京の某新聞社に居た時分に、桜島....
海水浴」より 著者:寺田寅彦
してあるラムネを取りに行って宵闇の板流しに足をすべらし泥溝に片脚を踏込んだという恥曝しの記憶がある。 その翌年は友人のKと甥のRと三人で同じ種崎のTという未亡....
神棚」より 著者:豊島与志雄
捕えるかが厄介だった。いきなり踏み込んでいってもし本当に不在ででもあったら、いい恥曝しだった。それかって呼び出す方法もなかった。居るか居ないかを外から確かめるよ....
「プラーゲ旋風」の話」より 著者:山下博章
て騒ぎ立てるだけで、何等為す所もなく、プラーゲに順次征服されている為体は日本人の恥曝しだ。昨年プラーゲが一寸帰国したら、之を機会に再入国を禁止せんと策するが如き....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
も御交際の出来る立派な方なのに 女中の跡なんぞに附いて行って、 まあ、なんと云う恥曝しな事でしょう。 第二の書生(第一のに。) おい、君、そんなに駆け出....
女房ども」より 著者:神西清
りで彼の手からマーシェンカを離して、抱えるようにして家へ運んでやりました。飛んだ恥曝しです。その晩、私は様子を見に行きました。彼女は身体じゅう罨法の繃帯でくるま....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
し、武蔵からも、権之助からも恥を知れとは、常々聞かされていたことである。 ――恥曝しだ。 と自分を思うと、伊織は、少年の烈しい血を狂的にたかぶらせて、 「解....