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恨み言
「恨み言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恨み言の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
り添うて、 「どないしてたの? なんぜ会ってくれなかったの? 病気していたの?」
恨み言を言った。が、豹一は答える術を知らなかった。そして、答える術を知らない自分....
「源氏物語」より 著者:紫式部
は帝の最もお若い時に入内《じゅだい》した最初の女御であった。この女御がする批難と
恨み言だけは無関心にしておいでになれなかった。この女御へ済まないという気も十分に....
「源氏物語」より 著者:紫式部
《はんもん》しているが、たいしたことでないことはあまり感情を害しない程度の夫人の
恨み言にもなって、それで源氏の恋愛行為が牽制《けんせい》されることにもなるのであ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
と源氏が言っても、玉鬘は顔を上げようともしなかった。源氏は女の髪をなでながら
恨み言を言った。やっと玉鬘は、 古き跡を尋ぬれどげになかりけりこの世にかかる親の....
「源氏物語」より 著者:紫式部
に最愛の妻があった時代にも他との恋愛の遊戯はやめなかった自分も、こうまではひどい
恨み言葉は聞かないでいたとお思いになって、いっそう亡き夫人を恋しく思召すことばか....
「源氏物語」より 著者:紫式部
少将は御息所の煩悶した一昼夜のことを少し夕霧に知らせて、 「そう申してまいればお
恨み言になっていけません。今日は頭が混乱しておりまして間違ってお話し申し上げるこ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
かれる心を隠すことができぬかと胸の痛くなるようなねたましさも宮はお覚えになった。
恨み言も言い、御自身のお心もちを泣いてお告げになりもしたあとで、第三日めの未明に....
「悪魔の弟子」より 著者:浜尾四郎
としますが、魂を売ったことを思うと口惜しくてたまらないのです。 土田さん、私は
恨み言をくどくどと云いすぎたように思います。こんな事を云って居れば限りがありませ....