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恨めしや
「恨めしや〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恨めしやの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ぬ定めだ。かくて女王が勅定《ちょくじょう》した月数が過ぎると「別れの風かよ、さて
恨めしや、いつまた遇うやら遇わぬやら」で銘々男の住所姓名を書いて渡し、涙ながらに....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
てるというのはふしぎだ。あれは元来静かなもので、ただ自分がかぼそい声をだして、『
恨めしや』とかなんとか……」 「よしたまえ、そんな変な声をだすのは」 といって....
「源氏物語」より 著者:紫式部
将も、 亡き人も思はざりけん打ち捨てて夕べの霞君着たれとは と書く。左大弁も、
恨めしや霞の衣たれ着よと春よりさきに花の散りけん と書いた。 大納言の法事は....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ビリしているが、日本でこんなことをやると、オレの死ぬのを待っていやがるか。オノレ
恨めしや。棺桶を蹴とばしてユーレイになってしまう。だから死ぬまでは何食わぬ顔、た....
「日記」より 著者:宮本百合子
笑わせるには、ああでは出来ない。マークトゥエンはあんな訳しようをされて、どんなに
恨めしやと思って居るかしれない。直行さんがかえる。「死人の家」を少しよむ。心を動....
「京鹿子娘道成寺」より 著者:酒井嘉七
うか! |○| 踊りも、いよいよすすみまして、 ※思えば/\
恨めしやとて と、蛇心をあらわすくだりになって参ったので御座います。そして、 ....