恩情[語句情報] »
恩情
「恩情〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恩情の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
た。 愛卿は立って歌った。それは斉天楽の調べに合わせて作った自作の歌であった。
恩情功名を把りて誤らず 離筵また金縷を歌う 白髪の慈親 紅顔の幼婦 君去らば誰あ....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
が喋々を要せず。予は唯一箇人として四十余年、先生との交際及び先生より受けたる親愛
恩情の一斑を記し、いささか老後の思を慰め、またこれを子孫に示さんとするのみ。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
操は、引っ立てて来た部下に命じ、自ら寄って、許※の縄目を解いてやった。 思わぬ
恩情に、許※は意外な感に打たれながら、曹操の面を見まもった。曹操は、改めて彼の素....
「三国志」より 著者:吉川英治
「兄|孟獲は、南国随一といわれている強情者です。ために、二度まで捕われて、丞相の
恩情によって命を保ちながら、なお反抗せんと、私どもへ軍兵を催促して来ましたが、本....
「親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
ことに関心をもち、そしてそのたとえ半行半句でも、なにか親鸞さんのお気持を、そのご
恩情からでも説いて、母と合わせて胸にもったら、これはほんとうに母をもったことにな....