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恩赦
「恩赦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恩赦の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
、許宣は碼頭の家を畳んで再び李克用の家へうつったが、十日と経たないうちに朝廷から
恩赦の命がくだって、十悪大罪を除く他の者は皆赦された。許宣もそれと同時に赦された....
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
は一人もただの一度も傍聴に来なかったのである――死の判決で国民を嚇して、十二名の
恩赦でちょっと機嫌を取って、余の十二名はほとんど不意打の死刑――否、死刑ではない....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とより家康は秀吉ではない、英雄ではあるけれども英雄の質が違う、例の『画史』に――
恩赦ヲ蒙ツテ東照大神君ヲ駿城ニ拝シテ洛陽ニ帰休ス――とあるのが笑わせる。何が
恩赦....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
に感じて、その命日になると、ことに気が荒くなっていたということであった。幾度かの
恩赦《おんしゃ》によって、再び日の光を仰ぐ身となったが、薄幸のうちに死んでしまっ....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
で許宣は碼頭の家を畳んで、再び李克用の家へ移ったが、十日と経たないうちに朝廷から
恩赦の命がくだって、十悪大罪を除く他の者はみな赦された。許宣もそれと同時に赦され....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
らは無実だともらしたことがなかったそうですが、あきらめてしまって、ジタバタせずに
恩赦で刑期をちぢめる方が得だと考えたのかも知れませんが、教育のない人たちの中には....
「流刑地で」より 著者:カフカフランツ
なものはいつまた変わるかもしれないのではなかろうか。外国人の旅行者が自分のために
恩赦を受けさせてくれたのだろうか。どうしたというのだろう。受刑者の顔はそんなふう....