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恪勤
「恪勤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恪勤の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
書き表わしているあらゆる文字を一々読みとることもできそうであった。もしも彼の精励
恪勤に相応した報酬が与えられたとしたら、彼自身はびっくり仰天したことであろうけれ....
「乱世」より 著者:菊池寛
と、藩祖楽翁公が禁裡御造営に尽された功績も、また近く数年|禁闕を守護して、朝廷に
恪勤を尽した忠誠も、没却されてしまうばかりでなく、どんな厳罰に処せられて、当家の....
「縮図」より 著者:徳田秋声
いばかりか、あの白皙人型の越後系のがっしりした、均齊のよく取れた骨格で、性格にも
恪勤とか忍耐とか、どんな困難に遭遇しても撓まない強靱さがあり、家を外にして飛び歩....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
如ク、子弟ヲ薫陶スルヤ極メテ厳正ニ、老ニ到ツテ懈ラズ。福岡地方神社ノ祭能ヲ主宰シ
恪勤衆ニ過グ。一藩人士翁ノ名ヲ聞キテ襟ヲ正サザルナシ。歿後二十五年、旧門下追慕|....
「役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
官吏道徳においては役人がかくのごとくになればなるほど、「公平無私」だとか、「忠誠
恪勤」だとかいってそれを賞めるようです。しかし、いったい事はそれでいいのでしょう....