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息綱
「息綱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
息綱の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
がきまってるんだ。乗ったお客のよっかかりぶとんがついているほうがすなわちうしろ、
息綱のぶらさがっているほうがすなわち前と相場がきまってるんだ。どうだい、あにい、....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
の香のする夏野原……中の二人は、心得のある据わり方をして、駕籠の天井からたらした
息綱につかまってギイギイ躍るのも、もう夢心地――江戸から通しで、疲れきっているの....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ういう障碍に会うかも分らない。機械潜水の万全の用意を申しでた。 八十吉も清松も
息綱持ちに各々の細君を使っていた。一般に深海作業になると、とても非力な女などでは....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
う。手の石を放せば浮くのは楽だ。四間半なら大事あるまい」 二人の井戸屋に命じて
息綱を腰にまかせてイザというとき引っぱりあげる用意をしてやり代る代る石を持たせて....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
、早乗を二枚かつぎ出せ」 たちまち、かつぎ出された二挺の早打駕籠。 「しっかり
息綱《いきづな》につかまっておいでなさいまし……口をきいちゃアいけませんぜ。舌を....