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恵心僧都
「恵心僧都〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恵心僧都の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
も止むを得ずんば捨つべし。信は捨つべからず、民《たみ》信なくんば立たず、と言い、
恵心僧都は、大和の神巫《みこ》に、慈悲と正直と、止むを得ずんばいずれを棄つべきと....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
て右に跪坐する観世音菩薩の像である。此全画は又「二十五菩薩来迎図」とも称せられ、
恵心僧都の筆という伝説のある絹本の大幅三幅に収められた一つの構図である。もとより....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
室が有名である。 絵葉書を買って見ると「練り供養来迎の実況」というのがあった。
恵心僧都の始めた来迎劇はまだ生き残っているのである。 ――高田の停車場へ帰った....
「法然行伝」より 著者:中里介山
法印は叡山に於て非常な学者で、一切経を繙《ひもと》き読むこと五返であったけれども
恵心僧都《えしんそうず》が矢張り五返読んでいるという前例を憚《はばか》って三返だ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
それが四句切りはなされて今様になったりしたような歌謡方面からの影響かも知れない。
恵心僧都作の天台大師和讃の発端、 帰命頂礼大唐国 天台大師ハ能化ノ主 仏ノ使ト世....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
仏によってのみ未来の光明を認めることが出来たのであった。 空也に次いで出たのが
恵心僧都源信である。彼は「往生要集」を著わして、「往生極楽の教行は、濁世末代の目....