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恵林寺
「恵林寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恵林寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
と易いことでございます」 庄三郎は懐中からスルリと紅巾を引き出した。 乾徳山
恵林寺の住職、大通智勝国師快川は、信玄|帰依の名僧であって、信玄は就いて禅法を学....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
緒に生きている間は、あなたのような悪人にならなければ、生きてはおられませぬ」 三
恵林寺《えりんじ》の師家《しけ》に慢心和尚《まんしんおしょう》というのがあります....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
たのはなぜか。その辺で敵《かたき》の当りがついたのか。松里村には名刹《めいさつ》
恵林寺《えりんじ》があって、そこは兵馬に有縁《うえん》の地。 これは兵馬として....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ですよ、お松さん。そうして、まずこれから上へ登って、大菩薩を越えて、塩山へ行くと
恵林寺というので慢心和尚さんが、わしを待ってて下さる、あそこで何か彫らしておくん....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いともおごそかに筆が揮《ふる》われているのを見る。 二十四 かくて、七里村
恵林寺へ着いた与八。折よく慢心和尚は在庵で、与八を見て悦ぶこと一方《ひとかた》な....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
今度はなお特別ていねいに、さん附けであります。与八は答えました、 「はい、はい、
恵林寺の和尚様からのお引合せで、御当家様へ御厄介になることになりましたのでござい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
は何か不意の御用があって、このお寺へ御参詣のことと思われました。長禅寺は甲州では
恵林寺《えりんじ》に次ぐの関山派《かんざんは》の大寺であります。ここに能登守が訪....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あります。 或る人はまた、夜陰《やいん》、小泉家から出た二挺の駕籠《かご》が、
恵林寺《えりんじ》まで入ったということを見届けたというものもありました。しかし、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
かりません。救助や焚出しで両岸の村々は、ひきつづいて戦場のような有様であります。
恵林寺の慢心和尚は、法衣《ころも》の袖を高く絡《から》げて自身真先に出馬して、大....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
た。 三十三 その火事があって幾日かの後のことでありました。
恵林寺《えりんじ》の慢心和尚が、途轍《とてつ》もない大きな卒塔婆《そとば》をかつ....