恵比須講[語句情報] »
恵比須講
「恵比須講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恵比須講の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河明り」より 著者:岡本かの子
「また、こういうことがありました。僕が尋常小学に入った時分でした。その夜は堺屋で
恵比須講か何かあって、徹夜の宴会ですから、母親は店へ泊って来る筈です。ところが夜....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
た。 旧暦十一月の四日は冬至の翌日である。多事な一年も、どうやら滞りなく定例の
恵比須講を過ぎて、村では冬至を祝うまでにこぎつけた。そこへ地震だ。あの家々に簾を....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
これだけの身代になったのは誰のお蔭だ、お互にこゝまでやったのじゃアないか」 伴「
恵比須講の商いみたように大した事をいうな、静かにしろ」 みね「云ったっていゝよ、....
「六日月」より 著者:岩本素白
は心静かに高台寺の下を歩く。 秋も漸く深い夜を、東山の影は黒々と眠って居たが、
恵比須講の灯に明るい四条通り、殊に新京極の細い小路にはいる辺りは、通り切れぬほど....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
土地によって竈の神、いわゆる三宝荒神の祭もあるが、それよりも広く行われているのは
恵比須講で、商業地区では正月にその祭をするのに、わざわざ農村では十月の二十日を講....