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恵贈
「恵贈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恵贈の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
た。それを部屋の壁に掛けて正香に見せた。 鈴の屋翁画詠、柿本大人像、師岡正胤主
恵贈としたものがそこにあった。それはやはり同門の人たちの動静を語るもので、今は松....
「読書法」より 著者:戸坂潤
のである。兼子氏の「道友」は更に今度は日本語で書かれた氏の『哲学概論』めいた本を
恵贈して呉れたが、それを見ると、前のドイツ語の方の本に対する「独仏」における大家....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
て珍重された。今村鞆君|元山府尹《げんざんふいん》たり、近く『増補朝鮮風俗集』を
恵贈さる。内に言えるは鮮人の思想貧弱にして恋愛文学なく、その男女の事を叙するや「....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
も、仰のとほり存外険悪に及ばずして長生せられ候事も可有之と頼み居候。又々牛の舌御
恵贈の由、不堪感謝候。翻訳材料となるべき書籍二三、別紙に認め上候。南江堂に可有之....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
二十一日の日附のものである。 その後は存外の御無沙汰、平に御海恕|可被下候。御
恵贈の『新俳句』一巻今日学校にて落手、御厚意の段難有奉拝謝候。小生爾来俳境日々退....