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「悉達〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

悉達の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
まったのだった。 「支那の哲人たちの後《のち》に来たのは、印度《インド》の王子|悉達多《したあるた》です。――」 老人は言葉を続けながら、径《みち》ばたの薔薇....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
ほほえ》みを浮べている。…… 追記 不道徳とは過度の異名である。 仏陀悉達多《しったるた》は王城を忍び出た後六年の間苦行した。六年の間苦行した所以《ゆ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
技せしめた時、ラマ強弓を彎《ひ》いたので王の娘シタがこれを夫と撰定したとある、仏悉達太子と言った時瞿多弥釈女が自撰の場へ行くと、釈女五百の釈種童子を嫌うて太子を....
十二支考」より 著者:南方熊楠
だし『遊女記』に小馬てふ妓名を出す。 インドで顕著なは※陟馬《カンタテム》王で悉達《しった》太子これに乗って宮を脱れ出た。前生かつて天帝釈だった由(『六度集経....
十二支考」より 著者:南方熊楠
際の山中に隠れ四世紀の中頃|遷化《せんげ》した。その苦行を始めた当座はあたかも、悉達《しった》太子出家して苦行六年に近く畢鉢羅《ひっぱら》樹下《じゅげ》に坐して....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ホ。よく似あいますこと。沢庵さん」 「そっくりだろう、それもそのはず。わしこそは悉達多太子の生れかわりだ」 「お待ちなさい、今、頭から甘茶をかけてあげますから」....