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患所
「患所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
患所の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野分」より 著者:夏目漱石
じゅうざが》ともにわが身体の存在を忘れている。一点の局部だにわが注意を集注すべき
患所《かんしょ》がないから、かく安々と胖《ゆた》かなのである。瘠《や》せて蒼《あ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
貴人ゴタルズスの犬日々主家の麪包《パン》を啣《くわ》え来ってこれを養い、またその
患所を舐《ねぶ》り慰めた。主人怪しんで犬の跡を付け行きこの事を見て感心し、種々力....