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「悪因悪果〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

悪因悪果の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
来たして、終には没落するに到るのである、これ皆無謀行為の自業自得、考慮なき暴挙の悪因悪果として、当然の成行であらねばならぬ、以下条を追って其実証実例を列記する ....
鼻の表現」より 著者:夢野久作
らかに全世界の人類に知らせるのが何より急務であろうと考えられます。 善因善果、悪因悪果、悔い改めよの、心を入れ換えよの、やれ神罰の、仏罰の、天の怒り地の祟り、....
一枚絵の女」より 著者:国枝史郎
が出来た。犬神だのとっつき女に、決してなってはいなかっただろう! ……因果応報!悪因悪果! わしは快く殺されよう!) そこで彼は大声で叫んだ。 「わたしは快く....
金狼」より 著者:久生十蘭
たのんだとき、そいつをきいてくれてたらこんな羽目にはならなかったんだ。善因善果、悪因悪果、早く絞首台へ追いあげられて、青洟《あおばな》をたらして往生しろ。……じ....
二十六夜」より 著者:宮沢賢治
《おわ》ることなしと云うがそれじゃ。いつまでたっても終りにならぬ、どこどこまでも悪因悪果、悪果によって新に悪因をつくる。な。斯《こ》うじゃ、浮《うか》む瀬《せ》....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
るつもりではおりますなれど」 「……なれど、今さら、国許へも帰れぬのであろうが、悪因悪果というもの、無二斎どのも、地下で泣いておろうわい」 「……長座いたしまし....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
らそう思え!」 「だまれッ、察するところ、墨屋敷へ火を放ったのも汝であろう」 「悪因悪果、天罰の火よ! 呪いの火よ! こうなるなア当り前だッ」 「よし! そう聞....
三国志」より 著者:吉川英治
の首を斬り、それを持って、袁術へ献じたら、袁術も怒りを解いて、兵を退くでしょう。悪因悪果、彼らに与えるものと、徐州を救う方法は、それしかありません」 呂布は、....
下頭橋由来」より 著者:吉川英治
、お菰の岩公を。はははは、おかしな奴じゃ、なるほど、岩公もふびんだが為した罪業、悪因悪果じゃ。あのお武家の熱い根気にも、わしは感じた。もう今夜で、三日三晩、ああ....