悪変[語句情報] » 悪変

「悪変〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

悪変の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
日なりと雖も、将士の心は一にして兵気は善変せるに反し、南軍は再捷すと雖も、兵気は悪変せり。天意とや云わん、時運とや云わん。燕軍の再敗せること京師に聞えければ、廷....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ちば》の悪い空気で家を毒されるままにしている。君たちの芸術と思想とは三分の二以上悪変させられてる。そして君たちは意気|沮喪《そそう》のあまり、もうそれを憤ろうと....
街はふるさと」より 著者:坂口安吾
を身にしみて考えたことがなかったのである。 記代子の多難な経験は、彼女に多少の悪変化を与えたが、三文の得にもならなかったようである。目立った変化といえば、彼女....
楢ノ木大学士の野宿」より 著者:宮沢賢治
たれば病勢が進みます。露《つゆ》にあたれば病状がこう進します。雪にあたれば症状が悪変します。じっとしているのはなおさらよろしくありません。それよりは、その、精神....
かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
と戻橋の狂言以来かげの仇名を小百合と呼ばれあれと言えばうなずかぬ者のない名代の色悪変ると言うは世より心不めでたし不めでたし....