悪左府[語句情報] » 悪左府

「悪左府〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

悪左府の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
であった。これは院政以来の上層部の大きな欲求で、保元平治の乱の頃の大立物であった悪左府頼長、すなわち道長の直系の関白忠通の弟であった頼長は、ことに政治制度の上で....
私本太平記」より 著者:吉川英治
したのは儂の言いすぎ。つゆ、そのような疑いは持たぬ。また、悪党楠木とご卑下だが、悪左府、悪源太、悪七兵衛、それもよからずや、と申しあげたい。――ともあれ、笠置の....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。 「あなたの書く物には、悪人がないではないか。少納言信西でも、朱鼻の伴卜でも、悪左府でも、以後の悪党らしいやつも、末路へ来ると皆いつのまにか、憎めない人間みた....